なに食べたい?



おやっ?前を行くのはキョン君じゃないか。

これはラッキーだねっ。

今日は会えないと思ってたにょろ。


あっ、ハルにゃんは周りにいないかな〜?

もうハルにゃんもあたしとキョン君の仲を認めてくれてるけど、
不機嫌になるのは相変わらずだからねっ。


キョン君もハルにゃんの機嫌には注意してるみたいだから、あたしも注意するさ。


だってキョン君は未来のダンナ様だから。

あっ、キョン君にはまだプロポーズしてないけど。
うちの家族には報告済みさ。

キョン君流石だね、あんまりいい顔しなかった両親も気に入ってるみたい。

キョン君の魅力は分かる人にしか分かんないもんだからね。
両親が分かる人で嬉しかったよ。



まあそれはともかくとして。



「キョンくーん!!」

「あ、鶴屋さん。
今帰りですか?」



あは、まだ他人行儀だね。

でもあたしは今は先輩だから。
卒業したら覚悟しといてよ。



「キョン君、ちょっと帰り付き合ってくれないかい?

奢るからっ。」

「付き合いますけど奢りはいいですよ。
っと…彼女、に奢られるってカッコつかないし。」




……………。




はっ、いけない。
動揺しちゃったよ。


やるね、キョン君。


「…まあ、それなら割り勘だよっ。」

「あ…それでよろしく。」



あははっ。
素直だね。虚勢張らないとこも大好きさっ。



「じゃあ行こうかっ。
何食べたい?」




END



爽やかに色々企んでる鶴屋さんが好きです。
ちゃんと付き合ってるみたいです(笑)



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